年をとると出る体臭

年をとると体臭がきつくなって､加齢臭という臭いが出てきます｡ わきがのような鼻が曲がりそうな臭いとは違い､加齢臭では､青臭い臭い､古本のような臭いがする､という人もいます｡

年齢で言うと､40歳から50歳くらいの間に､この加齢臭という臭いが出てくるようになります｡ 個人差はあって､60歳代になってで来る人もいます｡

わきがの原因は､わきの下にかいた汗ですが､加齢臭の臭いの原因になっているのが､ノネナールという物質です｡

ノネナールは資生堂の研究によって見つけ出された物質です。

ノネナールは､肌の表面に無数にある毛穴から分泌されます。 毛穴には皮脂を分泌する皮脂線がありますが､この皮脂に含まれているある特定の酸が分解されると､ノネナールが生成されることが資生堂の研究によってわかりました｡

この酸は、若いときはほとんどありませんが､年をとると急速に増えてくるので､年をとると加齢臭がすることになります｡

ただ､なぜ年をとると特定の酸が増えてくるのか､そのしくみまはまだわかっていないので､今も研究は続いています｡ もし酸が増えるしくみがわかればJ加齢臭の発生を元から抑えることができるようになることが期待されています。